・ 目次 / 第16話「キャラクターショー」 (前のページ/次のページ) ・
ナラクーダ幽霊船。
その船長室。ニヒルーザが椅子に座って、リクライニングシートの体勢で、転寝している。
いびきがすごい。
ニヒルーザ「ンゴゴオオオ〜、グガアアア〜!」
そこへ、伝声管から、いきなり大きな声が。
声「キャプテン・ニヒルーザッ!」
ニヒルーザ「うっ!な、なんだあ!?」
ニヒルーザ、ビクッとして目を覚ます。
伝声管から、再度声が、
声「キャプテン・ニヒルーザッ!」
ニヒルーザも、寝ぼけ眼(まなこ)のまま伝声管に口をつけ、
ニヒルーザ「ええい!なんだ?おどかすなっ!」
声「すみませんムカツキー。キャントビーさまがお見えになりましたムカツキー」
声の主は、どうやら、下っ端の一幽霊船員のようである。
ニヒルーザ、心の中で、不満そうに、
ニヒルーザ<げえい、もう〜!ひとりはキャプテン・ニヒルーザ様が、世界無計画のためにアクションヒーローんなって、カッコよく戦うってえ夢、見てたってのによお・・・>
しかしニヒルーザ、伝声管に口をあてがうと、一応冷静を装い、無表情で、
ニヒルーザ「・・・そうか。入るように言え」
すると、すぐさまニヒルーザの背後から、男の不敵な低い声で、
男「キャプテン・ニヒルーザ、入りました」
そこには、柔道の胴着姿の男が腕を組んで立っていた。
やはり、三角帽にアイパッチ独眼のスタイルは、他の幹部らと同じである。
振り向いたニヒルーザ、ビクッとして、驚く。
ニヒルーザ「ォ、おお・・・入るように言えと伝えたとたんに、入って来ているとは、・・・速すぎる。キャントビー、きさま、ありえない速さだ・・・!」
キャントビー、ふっとニヤついて、
キャントビー「時の流れを軽蔑なさるお方が、そのような発言をするのはいかがなものですかな?キャプテン・ニヒルーザ」
ニヒルーザ、憮然たる表情で、
ニヒルーザ「どういう意味だ?」
キャントビー「私は、あらゆる時の流れを無視して、『瞬間』だけを生きていますので、ときにありえない行動パターンとなるのです」
ニヒルーザ、キャントビーの理屈に一応納得し、バツが悪そうに、
ニヒルーザ「な、なるほど・・・」
キャントビー「しかし、私の行動もありえな〜いほどのものですが、リバーサス殿が時の流れに屈したというのも、まさかまさかのありえな〜いことでしたな」
ニヒルーザ、不機嫌そうに、
ニヒルーザ「ふむ。ムージョに続いて、リバーサスまでが・・・ただし、リバーサスはまだ完全に時の流れに屈したわけではない・・・」
キャントビー「n?なぜにそれがおわかりで?」
ニヒルーザ「我輩にもはっきりとはわからん。ただ、やつが消えてから、この逆時計の調子がおかしいのだ・・・」
ニヒルーザ、そう言って、手に持つ逆時計を、キャントビーに示す。
キャントビー「ほう、それが噂の逆時計ですかな」
ニヒルーザ「うむう。しばしばこの時計が我輩の意志とは無関係の動きを見せているのだが・・・」
キャントビー「それが、リバーサス殿と何か関係が・・・?」
ニヒルーザ、すっとぼけた表情に豹変し、
ニヒルーザ「いや〜、じっさい俺にもわかんねんだ。はははッ!」
これに対して、キャントビーは、ニヒルーザのペースに乗らず、真剣な顔で、
キャントビー「それにしても、リバーサス殿が敵わなかったことは確か。プリキュアとかいう二人組、只者ではないですな」
ニヒルーザ「あ・・・」
ニヒルーザ、キャントビーのまじめな対応に接して、ハメをはずした自分を恥じるように赤面しながら、ことさらに思案顔を装い、目を閉じて、
ニヒルーザ「う、うむ・・・」
キャントビー「やはり・・・」
ニヒルーザ、キャントビーの意味深な言葉の詰まらせ方を気にして、目を開き、
ニヒルーザ「ん?」
キャントビー「やはり、プリキュアがシスター・シーズンそのものであるということですかな」
ニヒルーザ「シスター・シーズンの正体まで晒したわけではない。まだ完全にそうだとは言い切れん」
キャントビー「ほう?」
ニヒルーザ「ただ、その者どものうちのひとりが、シスター・シーズンと同じ力を発揮したとムージョもリバーサスも言ってやがったんだよ」
キャントビー「なるほど・・・では、そいつがシスター・シーズンの姿を現すようにすればいいわけですな」
ニヒルーザ「う〜ぬ。しかし、それが出来れば苦労しねえんだ」
キャントビー「姿を100パーセント顕わすには、力も100パーセント出さねばならないはず」
ニヒルーザ「まあ〜、そういうこった」
キャントビー「そやつに、どうやって100%の力を出させるか・・・」
ニヒルーザ、茶化すように、苦笑して、
ニヒルーザ「だ〜か〜ら〜、それが難しいのッ!」
キャントビーは、真剣な顔と声で、
キャントビー「キャプテン・ニヒルーザ、その役目、このキャントビーにお任せ願いましょう」
ニヒルーザ、急にキャントビーを睨むようにすごんで、
ニヒルーザ「できるのか?」
キャントビー、徐に不敵な笑みを浮かべ、
キャントビー「もちろん…(一呼吸置いて)今のままでは難しいでしょう。しかし不可能を可能にするには、(勿体をつけて一語一語噛んで含めるように)不可能と…可能のはざまにあるものを、利用することです」
ニヒルーザ、思案顔で、
ニヒルーザ「不可能と可能のはざま、だと・・・?」
キャントビー、チェシャイア猫のようにニヤついて、
キャントビー「はい…」
キャントビー、俄かに芝居がかり、それでもドスの効いた声で、不敵に、ゆっくりと、
キャントビー「できないことなぞ、ありえぬああ〜い!」
ニヒルーザ、片眉を上げ、鳩が豆鉄砲食らったような顔をする。
ニヒルーザ「ぐ、ぐ・・・」
ミ〜ルキーウェ〜〜〜〜〜イ!
プリッキュア、プリッキュアァ♪♪
プーリキュッアッ、プーリキュッアッ、プーリキュッアッ、プーリキュッアッ!
プ〜リティーでえ、キュ〜アキュッアァ、ふ〜たりはッ〜 プリッキュアアアアア!!
二度あるこーとは、三度〜目もー、ぶっちゃけありえるう!
セーラーふーくのふたーりーは〜むちゃくちゃなかよしぃ
お互い〜じーかーんを〜 飛び越えるーたびぃ
キラリィ、かがやァ、くよねえええ〜〜、ウイ!
Your Pace, My Pace 進んでーるから つまづいたってIN じゃない?
災い転じて福とな〜すでしょ トラブルだってットラベル!
と〜きーのー流れ〜 泳いでおーもい切り〜
もっとグングンッ!
プーリキュッアッ、プーリキュッアッ、プーリキュッアッ、プーリキュッアッ!
プ〜リティーでえ、キュ〜アキュッアァ、ふ〜たりはッ〜 プリッキュアアアアア!!
プリッキュア、プリッキュアァ♪♪
ミ〜ルキーウェ〜〜〜〜〜イ!
ウォッチコミューン
ひかり「明日は朝からお店のお手伝いなの」
セインフ「7時になったら起こしてあげようセイン」
セインフが目覚まし時計に変身。
ウォッチコミューン!