■ 第14話「喧嘩」

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ルミナス「ラピッドは、何か知ってるんですか?その。。。シスター・シーズンのこと・・・」
ラピッド「・・・」

ラピッドはしばらく黙って考え込んでいる様子だったが、やがて笑みを浮かべ、
ラピッド「ううん、わかんない。どうしてあいつら、わたしをシスター・シーズンだって言うんだろ・・・わたしは早瀬ゆとり。本当だよ。安心して、ひかりっ!」
ルミナスも、少し笑んで、
ルミナス「はいっ」

・第15幕

やがて船はうずきヶ島の港に着く。
自動的にいかりが水中に落ちて行く。
すると、水中から、金色に光る羊が出現し、麒麟のように天空に飛翔し、そのまま星座となる。

ルミナス、それを見上げながら、
ルミナス「とわびとの庭に着いたら、シスター・シーズンに会えるのかなあ・・・」
ラピッド「でも、もうわたしたちの近くにいるとも聞いてるし・・・」
ここで汽笛一声。

・第16幕

元の世界。
ひかりとゆとりは、気が付くと、デラタコカフェに戻っていた。
なぎさがたこ焼きを食べながらまだ待っていた。
なぎさ、ひかりとゆとりが戻って来たことに気付き、手を振る。
なぎさ「あっ!ひかり〜!ゆとり〜!」
ひかりとゆとりにも、安堵の笑みが戻る。
ひかゆと「ふふ・・・!」

・第17幕

一軒家。第3話に出て来た美羽の家である。
カメラ、美羽の部屋にズームイン。

美羽、ダンボールの箱の中をゴソゴソと漁っていたが、やがて或る物を見つけ、
美羽「あった!
独り叫んだ。
み〜う人形
美羽が両手に持つそれは、手製のぬいぐるみ人形。ずいぶん拙(つたな)いが、辛うじて「美羽」の特徴(ツインなど)を確認できる。
美羽、微笑みながらそれを見て、思う。
美羽<懐かしいな・・・あのときも喧嘩がきっかけだったっけ>
美羽、人形をじっと見つめ、やがて、
美羽<奈緒にこれを見せて仲直りしなきゃ・・・>
美羽は、微笑んだ。

・第18幕

画面飛んで、カメラは、加賀山家の玄関を外から映し出す。
ほどなくそのドアが開くと、美羽が、さっきの人形を持って飛び出し、
美羽「お母さん、行って来まああ〜す!」
そう声をかけると、美羽は、明るい表情で道を駆けて行った。

・第19幕

デラタコカフェ。
なぎゆとがテーブルに腰掛け、すでにエプロン姿になったひかりと、アカネさんが立って話し込んでいた。
そこへ、一人の女子がザッと立つ(まず靴の部分のみ映る)
ひかり、フッと振り向いて、ちょっとだけ驚いたような表情で、ポツリ。
ひかり「奈緒・・・」
アメリカ水兵のセーラー服上下を着た奈緒が、シャイな笑顔を浮かべながら立っていたのだった。
奈緒「やあっ!」

・第20幕

デラタコカフェの続き。
テーブル席には奈緒も加わっている。
なぎさ、「あ〜ん。パクッ」と一発たこ焼きナイヤガラを見せた後、
なぎさ「(ムグムグ)仲直りしたいんだ?なら素直に謝っちゃえば?」
奈緒も負けじと、「あ〜ん、パクッ」とたこ焼きナイヤガラでなぎさに対抗した後、不満顔で、
奈緒「(ムグムグ)え〜、でもわたしだけが悪いってわけじゃないのに〜?」
アカネ「そんなこと言ってるうちは、仲直り出来っこないってぇ〜」
奈緒「でもお〜・・・(ムグムグ)」
なぎさ「確かに謝るのって難しいよね。特にお互い様の場合は(ムグムグ)」
奈緒「はい(ムグムグ)」
奈緒、ここでたこ焼きをゴクッと飲み込み、ひかりのほうへ向くと、笑顔で、
奈緒「だから、ひかりに間に入ってもらおうと思って・・・」
ひかり、少し驚き、
ひかり「えっ!?わたしに・・・?」
すると、ジュースをストローでチューチュー啜りながら、黙って聞いていたゆとり、少しムッとなり、奈緒に向かって、
ゆとり「あのね、このことはひかりには関係な・・・」
奈緒「あ・・・」
しかしゆとりが言い終わらないうちに、奈緒は、ゆとりの背後のものに関心を奪われたのである。
奈緒「美羽・・・」
ゆとりも後ろを振り向く。
ゆとり「え?・・・あっ!」
そこには、ワナワナ震えている美羽が立っていた。

美羽、しばらく黙っていたが、やがて、
美羽「奈緒んち行ったら、お母さんに、ここに来てるって言われたから、来てみたけど、来なきゃよかった・・・」
奈緒、驚いて、
奈緒「えっ!?」
美羽「ひかりとだけ仲良くしたいのかと思ったら、ゆとりや美墨なぎさ先輩とまで仲良くしちゃって。・・・わたしを仲間はずれにしてそんなに楽しいのッ!?」
奈緒、困った顔で、少し苦笑いしながら、
奈緒「み〜う、違うってえ。これはぁ・・・」

ところが奈緒、そのとき、美羽が美羽人形を手に持っているのを見つける。
奈緒「あっ!美羽、そのお人形・・・どうしたの?」
美羽、言われてそれを持っていたことをハッと思い出し、一瞬気まずい顔になる。
美羽「あ・・・これは・・」

だが、その後、キッとなって奈緒を睨み、
美羽「これ、もういらないから返しに来たのよっ!」
奈緒「えっ!?」
美羽、その人形を奈緒に突き出しながら、
美羽「あのときわたしが奈緒にあげたお人形も返してよ!」
奈緒、狼狽気味に、
奈緒「そんなぁ!急に言われても、小学生の頃に作って交換したものだし、探さないと・・・」
美羽、怒りに満ちた笑みを浮かべ、
美羽「ふ。そんなこと言って、ホントはもう捨てたんじゃないの?」
奈緒「・・・!ひどい・・・!!」
奈緒、ショックで一瞬息を呑み、声を失ったように顔面硬直する。

ここでなぎさがガタッと立ち上がり、多少狼狽えながら、
なぎさ「ちょ、ちょっとあんたたち・・・」
しかし、美羽、その人形をバッと奈緒に投げつける。
奈緒「おっと!」
奈緒は、反射神経よくナイスキャッチするが、美羽は、それを見届ける前に、クルッと向き直って、帰って行ってしまった。
奈緒も、不機嫌そうな顔になり、その人形を持って立ち上がると、なぎさに向かって、一礼。
奈緒「失礼します!」
そう言うと、美羽とは別方向へと立ち去って行った。

ゆとりは、しょうがねえなといった呆れ顔で、
ゆとり「もう〜っ!」
と吐き捨てるように言い放つ。

ひかりは、いよいよたじろぎ、立ち去る美羽と奈緒の後ろ姿を交互に見ながら、奈緒と美羽には聞き取れそうもないほど小さな声をやっと絞り出した。
ひかり「ああ、な〜お、み〜う・・・待って・・・!」

● ED

● 次回予告

ゆとり「やっとナラクーダの敵をひとりやっつけたってのに、一難去ってまた一難だよねー」
ひかり「奈緒と美羽のことですか?」
ゆとり「うん。ぶっちゃけありえないよー」
ひかり「でも、あのふたりは、制服着てても・・・」
ゆとり「確かに、むちゃくちゃタフだけどね!」
ひかり&ゆとり「ふたりはプリキュア ミルキーウェイ。第15話「午後のゆとり」
ひかり「お互い、ピンチを乗り越えるたびに」
ゆとり「まあ、強く、近くなりゃ結果オーライだけどさあ」
ひかり「イエイ!Your best, my best、生きてるんだから♪!」
ゆとり「もういいっちゅーの!今度の話ばっかりはシャレにならないってのに、こんなときに限ってひかりはあ!」
ひかり「す、すみません。でも・・・」
ゆとり「え?」
ひかり「しっぱいなんて、目じゃない・・・ですう。はあ(溜息)」
ゆとり「一応ハズしたっていう自覚、あるんだ?」

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