■ 第12話「ほのかの誕生日」

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● CM

来てねデラタコカ〜フェへ プリキュアメニューでたっぷり召し上がれ イエイ!
いつも嬉しい帰り道♪
デラタコカフェダイナー!

● アイキャッチB

画面の向こうから翼を広げて飛んで来たスワンフ。ゆとり、俊足で追いつき、ステップジャンプして、スワンフの足をつかみ、宙に浮く。ゆとりにっこりサクセスのピース。その直後に、スワンフの足から手を滑らせ、落ちそうになり、慌てふためく表情。

● Bパート

・第9幕

たこ焼き作りの練習が始まる。
なぎさ、すでに具の混ざったたこ焼きの素を、たこ焼き用鉄板の各くぼみに流し込んで行く。
が、ビチョビチョ零す感じで、ことごとくはみ出てしまう。
なぎさ「ああ〜あ!」
隣のひかり、困った顔になり、
ひかり「ああ・・」
ゆとり、にやつきながら、
ゆとり「せんぱ〜い、なんか汚〜い」
セインフとスワンフも顔を出している。
セインフ「こりゃ先が思いやられるセイン」


なぎさ、ピックでいじり焼く。
しかしうまくひっくり返せず、穴の中で塊がバラける。
なぎさ「うああ」
ひかり「・・・」


一応出来上がり。
しかし、皿の上に乗っかったそれは、それぞれ大小不均等で形が崩れ、焼け焦げた、とうていたこ焼きとは呼べない代物である。
ゆとり「なにこれ〜」(呆れ顔)
スワンフ「何か別の食べ物みたいなのスワ〜ン」(苦笑い)
なぎさ、ひかりに泣きつくように、
なぎさ「ひかり〜、どうしよう〜」
ひかりは只管困った顔で、視線を下へ落としかかる。
ゆとり、ひかりのその態度をしばし黙ってじっと見つめた後、ちょっと真顔になって、
ゆとり「ひかりっ」
ひかり「え?」
ゆとり「ひかりは今、たこ焼きの先生なんだから、生徒が先輩のなぎささんだからって、遠慮してちゃだめだよ」
ひかり「はあ・・・」
ゆとり「言うべきことはバシッと指摘しないと、なぎささん、これじゃいつまで経ってもうまくならないよ?」
ひかり、困惑して、なぎさを見つめ、
ひかり「でも・・・」
なぎさも真顔になり、
なぎさ「ひかり、ゆとりの言うとおりだよ。アタシを先輩だなんて思わないで、ダメなところはダメってちゃんと言って」
セインフまでが真剣な顔で
セインフ「そうだセイン。セインフは、ひかりがなぎさのことをどれだけ好きで、どれだけ尊敬してるかはよく知ってるセイン。でも、ひかりは気を遣いすぎて、逆にこのままじゃなぎさを見殺しにしてしまうセイン」
ひかり、セインフの言葉にちょっとショックを受けたか、
ひかり「あ・・・あ」
なぎさ、ひかりを真剣な眼差しで見つめ、しかし口元には笑みを浮かべ、
なぎさ「ひかり、お願い・・・」
ひかり、ついに意を決し、
ひかり「はい」
と真顔で軽く頷くいた。珍しく、キリッとした目と眉を形作る。
あいだでふたりを見ていたゆとり、無言で頼もしそうに微笑む。
ゆとり「<ふふ>」

・第10幕

ひかりの特訓が始まる。
なぎさ、またたこ焼きの素をビチャビチャッと零すように入れて、くぼみを溢れさせてしまう。
なぎさ「ああ、もう〜」
なぎさ、自己嫌悪の呆れ顔で目を瞑って天を仰ぐ。
ひかり、口を挟み出す。
ひかり「ちょっと、貸してもらえますか?」
そう言って、そっと両手を差し出す。
なぎさ「う、うん・・・」
なぎさ、ひかりのえも言われぬ威厳に圧倒され、たこ焼きの素の入ったボールと、柄杓をひかりに手渡す。

・第11幕

ひかりが、コンロの正面に立ち、なぎゆとは、その向こう側に並んで、ひかりに対面する格好。
ひかり、実演を始める。
ひかり「いいですか? 〔たこ焼きの素は〕このくらいの高さから、ゆっくり流し込むんです。でも、ときどきはみ出ちゃうのは仕方ありません。それは、後でピックを使って丁寧に埋め込んで行けばいいんです」
・・・
ひかり、ゆっくり流し込んで、若干はみ出た部分を、ピックでうまく穴の中に埋め込みながら、器用にひっくり返して行く。
ひっくり返されて、表に来た面は、こんがり綺麗な狐色に焼けている。
なぎさ「さすが・・」
ゆとり、真剣な眼差しで、ひかりの手つきと、ひかりの顔を交互に見つめている。
ゆとり「hoo・・・」
ひかり、額に汗をかきながら、テキパキとたこ焼きを焼く。なにか日ごろのひかりとは違う、しっかり者の雰囲気が漂い、なぎさもゆとりも軽々には声をかけづらいほどだ。

・第12幕

完成。
ひかり「はいっ、出来ました!」
ひかり、皿にたこ焼きを乗せる。
ふっくら丸く膨らんだたこ焼きの玉が、均等な大きさで9個並ぶ。
なぎさ、目を輝かせて覗き込み、
なぎさ「美味しそう!」
ゆとり、嫌味な目で、なぎさを見て、
ゆとり「なぎささんは、やっぱりそのまま食べるひとでいますか?」
なぎさ、はっとなって、
なぎさ「なっ! や、やるよ。4月4日までもう日にちがないしね。なんとしても間に合わせないと」
ところがそのとき、上空から、高らかな、しかし上品そうな笑い声がこだまして来た。
声「おほほほほ〜!
3人、一斉に上空を見上げる。
3人「えっ!?」
すると、そこにはムージョが浮かんでいて、徐々に降りて来たのであった。
ムージョは、降りながら、
ムージョ「みなさん、ご熱心なことですね、たかが友だちの誕生日程度で」
ゆとり「あっ、あなた、この前の!」
なぎさ「たかが友だちの誕生日とは何よ!」
ムージョ、スタッと完全に降り立ち、
ムージョ「あら、わたくし失礼なことを申し上げましたかしら?」
なぎさ、憤然。
なぎさ「思いっきり失礼だよ!」
ムージョ、フッとほくそえみながら、
ムージョ「そうですか? わたくしは真実を教えて差し上げているまでなんですけどね」
ひかり「真実・・・?」

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